2009,05,20, Wednesday
ホーランエンヤ
先週の土曜日と次の日曜日に、島根県松江市と東出雲町の大橋川・中海・意宇川を使ったホーランエンヤが行われています。今週水曜日は、中日祭と言うことで、東出雲町の阿太加夜神社において、ホーランエンヤの躍りが奉納されます。
お祭り自体は、松江城城址にある城山稲荷神社の式年神幸祭で、5月16日が渡御祭、5月24日が還御祭となっています。合わせて、通称ホーランエンヤと呼ばれているそうです。
このお祭り、日本三大船神事の一つに数えられているそうで、渡御祭で14万人の人出があったそうです。大都市圏のお祭りとは比べ物にならない人出なのかもしれませんが、私は松江であれだけの人を見かけたのは初めてでした。
そもそも、城山稲荷神社の式年神幸祭とは何か?ってことになるのですが、松江藩主の松平直政が天候不順を杞憂し、当時の城山稲荷神社の神主であった松岡兵庫頭に対策を命じたところ、兼務していた芦高神社(現在の阿太加夜神社)に城山稲荷神社の御祭神を勧請し、7日間に渡る祈願を行ったことが始まりとされているそうです。
当時は、10年に1回とり行われていましたが、現在は12年『目』ごとに1度行われています。何故、間隔が変わったのかについては、分からないのですが、現在は12年目に行われることになっています。
ところで、新聞などで、「12年に一度」と報じられていますが、正しくは12年目に行われることになっていれので、数え12年間隔になります。なので、11年に1度と表現する方が分かりやすいですよね。阿太加夜神社の松岡兵庫頭を祭った摂社には、12年目に行うとあります。
また、この周期で考えた場合の当たり年は、2002年だそうで、今年は7年遅れの開催ということになります。『湖都松江』という情報誌に、年表があったのですが、近年は、あまり当たり年にこだわっている感じはありません。前回の平成9年は16年ぶりだったそうです。神事なんですが、これでいいんだろうか…って思ってしまいます。
さて、当日朝の飛行機で出雲に向かい、レンタカーで松江に入りました。9時過ぎだったのですが、駐車場は、まだ空きがありました。櫂伝馬船の船着き場になっている白潟公園付近では、まだテレビCM参加のコンテストなどが行われており、和やかな雰囲気でした。
取りあえず、櫂伝馬踊を見るための場所確保に松江大橋に向かったのですが、残念ながら、松江大橋〜宍道湖大橋の道路沿いはぐるりと、人が囲んでいる状態でした。わすかに、白潟公園に近い場所に空きがあったのですが、他を探している間に一杯になってしまいました。大橋から新大橋も囲われている状態で、新大橋からくにびき大橋は、まだ開始から3時間近く前なので、比較的空いてました。
大橋の新大橋を眺める場所で、なんとか、場所を確保したのですが、やはり最初から見てみたい気になり、人の後ろになるのを覚悟して、宍道湖大橋に向かいました。
人の後ろになりましたが、取りあえず場所を落ち着け、始まるのを待ちます。10時10分頃に神輿が到着し、神輿船に乗船、10時30分頃に出航しました。宍道湖大橋と大橋の真ん中にくると、櫂伝馬船が順番に動き始め、護衛船や神楽船、巫女船、総代船が動き、ホーランエンヤが一斉に始まった感じになりました。踊りを披露するのは、櫂伝馬船の5艘となっています。これらは、中海近くの集落が船を出すことになっているそうで、今回は大海崎、矢田、大井、福富の順で、最後に馬潟となっています。最初の大海崎には先頭船の幟があるのですが、馬潟には『い一』と書かれています。い一は、恐らくいの一番のことだと思うのですが、何故いの一番が、一番最後に来るのかと、不思議に思います。
後で知ったことなんですが、最初に神輿船を阿太加夜神社近くまで送り届けたことから、いの一番を名乗る様になり、船列は、神輿船に一番近いところに居るために、最後ということになります。その為、東出雲での伝馬船踊を披露した最後に、神輿船を曳舟で船着き場に送り届けます。これだけは、馬潟の船だけが出来る大変名誉なことだそうです。
ちなみに、私は、宍道湖大橋での伝馬船踊の披露が終わったあと、大橋〜新大橋に移動、こちらは、人垣が五重にも六重にもなっていましたが、橋の上から眺めるよりも、より祭りが体感できる気がします。これだったらと、ちょっと見た後、松江地区最後の新大橋〜くにびき大橋に移動しました。まだ、伝馬船がきていないこともあって、幾分空いており、2〜3列目あたりを確保。伝馬船が、やって来た後、小雨が降り始めたこともあり、前の方がお帰りになられたので、1周分はしっかりと観覧できました。
結局、そのあとは、大橋川沿いを歩いて、東出雲へ。意宇川の会場まで、結果的に伝馬船と共に歩み、最後の伝馬船踊を見た後、阿太加夜神社での祈念までしっかりと堪能させていただきました。
さすが、一日中、歩き回って、カメラを2台構えていたので、かなり疲れました。でも、還御祭も楽しみです。本当は、中日祭も行きたいんですけどねぇ。
お祭り自体は、松江城城址にある城山稲荷神社の式年神幸祭で、5月16日が渡御祭、5月24日が還御祭となっています。合わせて、通称ホーランエンヤと呼ばれているそうです。
このお祭り、日本三大船神事の一つに数えられているそうで、渡御祭で14万人の人出があったそうです。大都市圏のお祭りとは比べ物にならない人出なのかもしれませんが、私は松江であれだけの人を見かけたのは初めてでした。
そもそも、城山稲荷神社の式年神幸祭とは何か?ってことになるのですが、松江藩主の松平直政が天候不順を杞憂し、当時の城山稲荷神社の神主であった松岡兵庫頭に対策を命じたところ、兼務していた芦高神社(現在の阿太加夜神社)に城山稲荷神社の御祭神を勧請し、7日間に渡る祈願を行ったことが始まりとされているそうです。
当時は、10年に1回とり行われていましたが、現在は12年『目』ごとに1度行われています。何故、間隔が変わったのかについては、分からないのですが、現在は12年目に行われることになっています。
ところで、新聞などで、「12年に一度」と報じられていますが、正しくは12年目に行われることになっていれので、数え12年間隔になります。なので、11年に1度と表現する方が分かりやすいですよね。阿太加夜神社の松岡兵庫頭を祭った摂社には、12年目に行うとあります。
また、この周期で考えた場合の当たり年は、2002年だそうで、今年は7年遅れの開催ということになります。『湖都松江』という情報誌に、年表があったのですが、近年は、あまり当たり年にこだわっている感じはありません。前回の平成9年は16年ぶりだったそうです。神事なんですが、これでいいんだろうか…って思ってしまいます。
さて、当日朝の飛行機で出雲に向かい、レンタカーで松江に入りました。9時過ぎだったのですが、駐車場は、まだ空きがありました。櫂伝馬船の船着き場になっている白潟公園付近では、まだテレビCM参加のコンテストなどが行われており、和やかな雰囲気でした。
取りあえず、櫂伝馬踊を見るための場所確保に松江大橋に向かったのですが、残念ながら、松江大橋〜宍道湖大橋の道路沿いはぐるりと、人が囲んでいる状態でした。わすかに、白潟公園に近い場所に空きがあったのですが、他を探している間に一杯になってしまいました。大橋から新大橋も囲われている状態で、新大橋からくにびき大橋は、まだ開始から3時間近く前なので、比較的空いてました。
大橋の新大橋を眺める場所で、なんとか、場所を確保したのですが、やはり最初から見てみたい気になり、人の後ろになるのを覚悟して、宍道湖大橋に向かいました。
人の後ろになりましたが、取りあえず場所を落ち着け、始まるのを待ちます。10時10分頃に神輿が到着し、神輿船に乗船、10時30分頃に出航しました。宍道湖大橋と大橋の真ん中にくると、櫂伝馬船が順番に動き始め、護衛船や神楽船、巫女船、総代船が動き、ホーランエンヤが一斉に始まった感じになりました。踊りを披露するのは、櫂伝馬船の5艘となっています。これらは、中海近くの集落が船を出すことになっているそうで、今回は大海崎、矢田、大井、福富の順で、最後に馬潟となっています。最初の大海崎には先頭船の幟があるのですが、馬潟には『い一』と書かれています。い一は、恐らくいの一番のことだと思うのですが、何故いの一番が、一番最後に来るのかと、不思議に思います。
後で知ったことなんですが、最初に神輿船を阿太加夜神社近くまで送り届けたことから、いの一番を名乗る様になり、船列は、神輿船に一番近いところに居るために、最後ということになります。その為、東出雲での伝馬船踊を披露した最後に、神輿船を曳舟で船着き場に送り届けます。これだけは、馬潟の船だけが出来る大変名誉なことだそうです。
ちなみに、私は、宍道湖大橋での伝馬船踊の披露が終わったあと、大橋〜新大橋に移動、こちらは、人垣が五重にも六重にもなっていましたが、橋の上から眺めるよりも、より祭りが体感できる気がします。これだったらと、ちょっと見た後、松江地区最後の新大橋〜くにびき大橋に移動しました。まだ、伝馬船がきていないこともあって、幾分空いており、2〜3列目あたりを確保。伝馬船が、やって来た後、小雨が降り始めたこともあり、前の方がお帰りになられたので、1周分はしっかりと観覧できました。
結局、そのあとは、大橋川沿いを歩いて、東出雲へ。意宇川の会場まで、結果的に伝馬船と共に歩み、最後の伝馬船踊を見た後、阿太加夜神社での祈念までしっかりと堪能させていただきました。
さすが、一日中、歩き回って、カメラを2台構えていたので、かなり疲れました。でも、還御祭も楽しみです。本当は、中日祭も行きたいんですけどねぇ。
| 旅行::島根県 | 11:27 AM | comments (x) | trackback (x) |