ホームページへ戻る

北海道編に戻る

 

その2へ進む

寒さ厳しい北海道初上陸!編(1996/1/3〜1/6)

 

※この旅行記は、草の根BBS「アンダルシアネット」に投稿したものを元に、一部加筆訂正をして、再度掲載いたしました。アンダルシアネットへの投稿は1996年1月8日でした。なお、写真については、当時カメラを持ち歩いておりませんでしたので、その後なんどか訪れた北海道の写真をイメージとして掲載しておりますので、予めご了承ください。

親不知付近を行くサンダーバード号(2002年10月撮影) ちなみに、当時の白鳥号はJR東日本の485系だったと思います。 【平成8年1月3日水曜日】

 今回、特急料金をうかす為に、新幹線乗り継ぎを行うことにしました。私はこの法則を知らなかったのですが、NIFTYのFTRAINで、それらの事を紹介していましたので、利用する事にしました。
 新幹線乗り継ぎというのは、新幹線から特急列車に乗り継ぐと、特急の料金が半額になるという制度です。新幹線の自由席から特急の指定席に乗り継いでもこの割引が適用される為、大阪〜京都を新幹線、京都・青森を指定席特急券にしてみますと…

 大阪〜京都 820円 京都〜青森 1890円  合計 2710円
               大阪〜青森 3780円

 で、約1000円の節約になります。お昼代がここで捻出されるわけです。そんなわけで、大阪駅から在来線に乗って、新幹線で京都まで行き、京都から特急というすこし変則的な乗車をすることにしました。

 それはさておき、十分に余裕をもって、自宅をでました。京都駅でアンダルシアにアクセスするという予定を持っておりました。新大阪駅で、グレーの公衆電話を発見。京都で、アクセスしようとモデムを車内で用意して、京都駅に挑みました。
 が、ない。無い、ない?どっこにもグレーの公衆電話がない!あるのはグリーンと第2電電の電話ばかり。新大阪駅にも、阪急茨木市駅にも、あるのに、どうして無いの?列車の発車まで30分。さっさとアクセスしてうどんでも食べて(朝飯食べてませんでした)、来る特急白鳥号青森行きを待とうとしているのに…。
 捜し回ること20分。結局みつからずあきらめました。で、うどん・うどんと思っていたのですが、正月は4日から営業との事。新幹線ホームのそば屋は開いていたぞ!と叫びたい気持ちを抑えて、駅弁買って飲み物買って、列車に乗り込みました。

 さて、白鳥号。1番線からの発車ですが、北陸へ帰る方が多いのか、すごい人手です。私も青森まで通しで指定席をとれませんでしたので、分割指定しました。直江津〜新潟のみ自由席なのですが、全12時間の工程の内の1時間30分程度。後は窓際で席を取れました(窓際指定ができるのには驚きました、旅行会社は選ぶものだなぁと思います)。ちなみに分割の場合も料金は通しです。
 列車はぐんぐんと琵琶湖の西側を走っていきました。ちょうど琵琶湖タワーのイーゴス108が見えたあたりで、一面銀世界。ほぇぇぇ。まだ、この辺りは雪が残っていたんですね。知らなかった。この分でいくと、北陸は大雪なんだろうなぁと思っておりました。しかし、敦賀に到着する頃には、雪はまったくなく、路面の端ですら残っていませんでした。滋賀県と福井県だと、滋賀県の方が雪が多いのでしょうか?

 北陸トンネルをすぎると雪がところどころ残ってはいますが、琵琶湖北部ほどではない。武生でも積もっておりませんでした。と、いうこところで、リアルタイムレポートを一端終了します。
→車内放送:まもなく武生です。次は福井まで止まりません。

新潟駅(2004年5月撮影) さて、その後列車は快調に飛ばします。車窓を眺めながら、雪の事ばかりが気になっておりました。金沢に着いても富山に着いても雪が見当たりません。富山付近で、ようやく気付きました。山沿いでないと、雪はあまり多くないということを。
 結局、柏崎(新潟県内)あたりから、一気に雪が増えて来ました。それ
でも、琵琶湖北部とあまり変わらないくらいですが。

 私は指定席券を通しで購入できませんでしたので、直江津から自由席に移らねばならなくなりました。で、ちょっと自由席の具合はどうか確認しに訪れたところ…。
 電車は9両編成。うち先頭の9〜7号車が自由席。6〜1号車が指定席となっておりました。しかし、6号車の時点で立っている人がかなりいます。ということは、自由席が混雑しているのがあきらかなわけです。

 「こりゃあかん」とあきらめた私は新潟からの指定席の場所である1号車のデッキ(扉)にいることにしました。柏崎から東京人らしき若人が乗ってきたのですが、やはり東京弁は苦手であると再認識しました。何故か『ムカムカムカムカ』としてくるのです。変な関西弁も苦手ですが、東京
弁も苦手です。わがままといわれれば、それまでなのですがね。
ちなみに、北陸弁や東北弁は別に気になりません(^^;

 どうも、柏崎〜長岡が最混雑区間だった様で、長岡を過ぎた途端に愕然と席が空きました。私が次に座る席もここで空きました。しかし、どうして、切符は新潟からなんでしょう?
 途中区間だけ利用される方がいるのか不思議でしたが、そのままデッキにいることにしました。

 結局新潟の一つ手前の停車駅の新津についても利用される方がいませんでしたので、そのままその席に座ることにしました。
 はて?座席がひっくりかえっている。進行方向と逆を向いているのです。おかしいなぁと思いつつ座ると、
 『新潟で進行方向が変わります。恐れ入りますが、座席を転換していただきますようお願いします』
と車内放送がありました。なるほど、新潟で1号車が先頭車になるんですね。

 新潟駅到着が2分遅れ。4分遅れの発車。酒田に到着する頃には8分遅れになってしまいました。このままいくと、青森で20分乗換の列車に接続ができなくなる。と心配しておりましたところ、
 『点検の為しばらくお待ちください』
という放送。延々30分位待ちました。運転席の何かが壊れて修理していたそうです。乗り継ぎの心配もあり、どれくらいで発車するのかわからないので、車掌に聞くことにしました。
私:後、どれくらい時間かかりますか?
車掌:時間ったってそんなにかかんねぇ(東北訛り)
私:青森で接続する列車は大丈夫ですかね。
車掌:んなこと言ったって、まだ先の事だからわかんねぇ。
 私:はぁ、そうですか…

 なんだか、全然答えてくれてないのです。しょうがないので、缶茶でもと思いホームに降り立ちました。

 山形県酒田市と言えばもう東北。夕方7時過ぎ。これが意外に暖かい。たまたま今日が暖かかっただけかもしれませんが、こごえ死ぬといった感はありませんでした。

 ようやく、発車したのですが、秋田でまた点検の為停車。結局最大35分遅れとあいなりました。ちなみに青森での乗換の時間は20分ですので間に合いません。これからの回復運転に期待するほかありませんてした。

 結局のところ、乗り継ぎ3分前(つまり17分遅れ)で到着しましたのでなんとかぎりぎり間に合いました。

   

ホームページへ戻る

北海道編に戻る

 

その2へ進む