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雪と光の青森・十和田湖編(2003/3/1〜2)

 

 今回の旅行は、一人旅では無く、友人4名と出かけるグループ旅行でした。メンバーはちょくちょくとうじょうする、ねこさん、もんたさん、そして今回初さんかのラヴェル君。ラヴェル君は東京出張からそのまま青森旅行に参加だった為、集合は青森空港ということになっていました。
 8時40分発の飛行機だったので、8時に伊丹空港で待ち合わせ。手続きを済ませて、8時15分過ぎに待合室に入ろうとしました。空港内のアナウンスで時折
「羽田の航空管制がコンピュータの不具合により停止しており、飛行機の出発が遅れる見込みです。ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただきます様、お願い申し上げます。なお、詳しいことは搭乗待合室でご案内いたしますので、手に持つ検査をお済ましの上、搭乗口へお越しください。」
 という案内が流れていました。そうか、羽田の航空管制が停止しているのか。羽田便を中心に遅れが出ているんだろうなぁなんて、結構楽天的に考えており、まぁ、ラヴェル君は私達が着くよりも1時間前に到着する予定だったので、少々遅れても大丈夫だろうなんて考えておりました。

 手荷物検査を終わらせ、搭乗口へ。今回は24番ゲート。なんだか、この端っこってのも慣れてきたなぁなんて思います。24番ゲートのボーディングブリッジの方は仙台便が利用しており、オープンスポットの24Bゲートであったのは、ちと驚き。バスでは無く、歩いて飛行機までなので、雨に濡れるなぁなんて思っていました。

「国土交通省の東京航空管制のコンピュータ不具合の為、飛行機が遅れることが見込まれております。搭乗時間が近づいておりますが、お客様の飛行機へのご案内はいましばらくお待ちください。」との案内。ん?東京航空管制!?これって、東京と福岡にしか無かった様な・・・ってことは全国的に影響が出ているってこと!?なんて思いました(後で新聞に目を通すと、東京、福岡、札幌、沖縄の4カ所に航空管制があるそうです)。ただ、色々なアナウンスが流れる中「札幌便をご利用のお客様は最終ご案内をしておりますので・・・」といった案内も聞こえ、まぁ、ちょっと遅れているぐらいかなぁなんて思っていました。

 

 羽田を中心に遅れが出ているってことは、ラヴェル君の方もどうなっているのかわからないので、ちょっと電話をしてみようと思ったのですが、電話番号が分からない・・・(^^ゞ ということで、もけけさんに電話をかけてみて、ラヴェル君の電話番号を聞くことにしました。すると、開口一番・・・、「そっち凄いことなってんねんやろ?」。
 こちらとしては、ほぇ?って感じで、まぁ、飛行機が遅れているみたいなんやけど・・・って答えると、テレビでバンバンやってるで、と答えられました。そんなに凄いことになっているんだっちょっと驚き。
 その後、ラヴェル君に電話をかけたのですが、もう搭乗した後なのか電話はつながりません。ということは、ひとまず安心かなぁって思って、落ち着いて空港内に目をやると、いやぁ、もう見事というぐらい、沢山の人。結局、搭乗が遅れているので、搭乗待合室は大混雑しています。駐機場を見てみると、こちらもまた、大混雑。誘導路に747が停止していたり、なんだか、壮観な雰囲気です。晴れている時にこの風景を展望台から眺めると、すごい風景だったんだろうなぁなんて、思いました。

 結局、出発予定時刻から10分ほど経ってから搭乗となったのですが、搭乗後も全く動く様子がありません。扉を閉めた後、すぐに救命胴衣の説明などがあったのですが、その後、約1時間経ってから離陸となりました。間に2度ばかり機長から状況説明があったのですが、航空管制からの情報が不十分な様で、「時刻は未定」といったことが繰り返されました。ただし、2度目の時は、先程8時15分出発予定の飛行機が離陸しましたので・・・といった案内があったのは、機長の心意気なのかなぁなんて思いました。

 飛行中も機長からの案内があったのですが、その際に「現在、最高速度の930キロで青森空港へ向けて飛行しております」と言われました。機内紙によるとこの機体の巡航速度は810キロ。こりゃ、早いわなどと思いながら、青森に到着するのを待ちました。
 結果的に1時間遅れで到着。飛行時間はちょうど1時間ぐらいで、約15分の短縮です。こりゃ、本当に早かったんだなぁなどと感心しました。
 青森空港ではラヴェル君が到着ゲートで待っていてくれ、話しを聞いたところ、1時間30分遅れでの到着とのこと。こちらの場合は、搭乗まで説明は無かったそうで、搭乗後に知らされたということで、余計に大変だった様です。

 青森空港に到着後、まず最初にやったことは、記念撮影。青森空港という文字を入れてと思ったのですが、残念ながら青森空港という文字は見当たらず、結局、青森らしいねぶたの張りぼてをバックに記念撮影を行いました。

 

 空港からはレンタカーを借りての移動となったのですが、今回は9月の島根以来の「bB」。どちらかというと、この車は遠慮したかったのですが、まぁ、車種指定を行っていないので、しょうがないでしょう。前回は、たばこ臭かったということもあって、今一つの印象だったんですが、臭いが無かったので、最終的にはデザインが今一つ、私たちの雰囲気にはなじまないといったことぐらいでしょうか。
 本当は10時過ぎに到着し、11時までに三内丸山遺跡に立ち寄りミニ土偶作りに挑戦するつもりだったのですが、飛行機の到着が11時過ぎになってしまった為に、この計画は中止。とりあえず、のらりくらりと、十和田湖へ向かうことにしました。
 その道中に、コンビニに立ち寄ったのですが、ねこさん、もんたさんがご一緒の旅行。車中の食べ物は豊富になることは容易に想像できます(昨年1月と9月の島根旅行などを参照)。
 とその時に、もんたさんが購入された魚の干物。これが、丸干しでして、そらぁ、食べるのに目茶苦茶苦労しました。ちょっとやそっとの苦労では無く、今まで食べて干物の中で一番難易度が高いと一同思ったのでした。

 魚の干物をかじりながら、いやどちらかというとしゃぶりながらといった方が良さそうなんですが、国道103号線を南下していくと、景色がなんとも北国!といった感じに見えてきます。青空では無いのですが、雨が降るわけでは無く、雪と木々のコントラストが絶妙で、「うわ絶景」と何度も声を出してしまいます。
 そうこうしていると、雪がどんどん深くなり、一面の銀世界。ちょっと写真撮影でもということで、チェーン脱着場らしきところに駐車してあたりをうろうろとすることにしました。除雪作業が行き届いているので、道路は問題無いのですが、周りの雪は、身長を越すぐらいの高さになっています。こんな風景、ほとんど見られないとちょっと嬉しくなり、あちこと動き回ります。新雪のふわふわ感が気持ちよく、思わず、雪に顔を付けたりなんぞしました。お蔭で、目が覚めたって感じで何ですが(^^ゞ

 温度計があったので、それを見ると9度。風もなく、本当に心地よい気温です。しょっぱなで出端をくじかれた感じがあったのですが、青森は私たちをやさしく迎えてくれた感じがします。

 

 雪の壁はどんどんと大きくなり、八甲田山付近にくると、雪のトンネルを通っている様な感じがします。道幅は確保されているのですが、雪の壁が閉塞感をあおります。ところどころ、凍てついているところがある様ですが、冬タイヤということもあって、なかなかの安心感です。といっても、こういう道を通常のタイヤで運転したことが無いので、冬タイヤ故の効果があるのかどうかはわからないんですけどね。
 国道103号は、八甲田山から先は冬季閉鎖の為、八甲田温泉の方へ向かい、今度は県道を下ります。冬の間の青森市内から十和田湖へのメインルートの様で、十和田湖を方面をさししめす看板が目につきます。県道の方に出ると、ところどころで車を止めている方がいらっしゃいます。三脚を立てて、写真を撮っている方はわかるんですが、スキー板を出して、どこかに消えていかれる方を見かけます。はて?と一体どこに滑っていかれるんだろうか?と思っていると、観光バスからどんどんとスキーヤーが降りられるのも見かけました。山スキーなのかなぁなんて、思っていたのですが、観光バスの方はまだわかるんですが、自家用車で来られた方は、滑り終えた後、どうやって車まで戻るのかちょっと不思議です。

 県道を南下すると国道394号と交わるところがあり、この国道394号も東方向へは通行止め、県道もそれ以上先は通行止めになっていました。ただ、「これより先通行止め」と書かれていないと、この先に道が続いているのかどうかすらわからないぐらいの積雪に驚きでした。雪深いってこういうことを言うのだ、改めて納得しました。

 

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