2009,10,23, Friday
鼕行列と体育祭
先週の、リメンバーしまね運気アップハッピーツアー及び石見神楽に続いて、2週連続で島根に行ってきました。今回の目的は、鼕行列です。
思い立ったのが、3日前だったので、かなりバタバタとした下準備でしたが、結構、うまくいきました。今回は、安く行くことをコンセプトにしましたので、大阪からレンタカーで、島根に向かいました。
片道、4時間半〜5時間の道のりです。宿泊は、安くあげたいけれども、温泉がいいと言うことで、国民宿舎である雲南市出雲湯村温泉の清嵐荘にしました。
行程は、中国道東城ICから、国道314号を使います。途中、奥出雲・雲南地域で、クイズラリーをやっていたので、それを集めつつ、清嵐荘に到着。最低応募数に達したので、早速、応募しておきました。期間は、10/17〜11/30だそうなので、開始当日に応募したことになります。
さて、清嵐荘では温泉につかりつつのんびりと過ごしておりました。普段は、あまりテレビをつけないのですが、雲南市の地域チャンネルがありましたので、ちょっとそれを見ることにしました。番組は、大東高校の体育祭。
勿論、大東高校に知り合いはいませんし、失礼ながら、大東高校を知ったのもこの時が初めてです。そんなわけどすから、なんとなく、『若いなあ』って思いながら見てたのですが、これが、なかなか面白いんですよね。競技ひとつひとつが面白くて、更に、学生一人一人が楽しんでいる様子が伝わってきます。こんな体育祭だったら、良かったのになあと思うと同時に、なんでこんな体育祭を作ろうとしなかったんだろうかと思ったりもしました。かれこれ20年近く前の話になるんですけどねぇ。
競技が、基本的に団体戦になっているところも楽しい理由なのかも知れません。是非、この目で、ここの体育祭を見てみたいものだと感じた次第です。一所懸命、打ち込める魅力がこの体育祭にはあるんでしょうねぇ。やる方も真剣に楽しんでいるから、見る方も楽しいんでしょうね。
ところで、清嵐荘のお湯、つまり出雲湯村温泉ですが、相変わらずのいいお湯で、他ではあまり感じることの無い湯上がり後に、ベビーパウダーを付けたようなサラサラな肌になります。しっとりした肌ではなく、サラサラな感じなんですよね。
翌朝は、8時30分に清嵐荘を出発し、平田へ向かいました。一畑電車雲州平田駅及び駅前広場や車庫で、バタデン祭が開催されるとのことで、鼕行列までの時間を利用して、立ち寄りました。当日は、平田でかきまつり、一畑口近くの青年の家で、サンレイク祭が開かれていたそうですが、そちらは残念ながら立ち寄れませんでした。
バタデン祭では、一畑電車の平田車庫で洗車体験や保線用足こぎトロッコの体験が出来、小学生以下対象の一畑口〜雲州平田の臨時列車車内で缶釣り大会、駅前広場で、屋台やミニ50形車両の運行などが行われていました。足こぎトロッコが珍しい体験でかなり面白かったのですよ。
残念ながらお客さんで一杯と言う感じでは無かったのですが、絶え間なく家族連れの方がやってきては、去っていく感じでした。屋台で、出西しょうがを使った炊き込みごはんが販売されていたのですが、これがかなり美味しかったです。木綿街道の方が共同出店されているお店なので普段食べられないのが残念でした。
柿祭りにひかれつつ、鼕行列に向かうため、松江に向かいます。何度も鼕行列当日に松江に来ていたのですが、たまたま他に行っていることが多く、今回が初めてです。そんなわけで、せっかくなので、有料観覧席(500円)を利用させていただくことにしました。
大手前広場駐車場にパイプ椅子が並べられている簡単なものです。12時から受付開始で、12時に購入。一番前のかぶり付き席を確保と思ったのですが、意外に、人が埋まりません。あれれ?と思っていたら、見るということに限定すると、有料観覧席を取る必要もなく、立ち見でも、普通に見れたんですね。ホーランエンヤの時の様な人だかりを想像していたのですが、こちらは毎年行われているということもあり、随分落ち着いた印象でした。
ところで、鼕行列ですが、大太鼓を乗せた台車(鼕台と言うそうです)をだんじりの様に引っ張って行くのですが、かなり重たいみたいです。有料観覧席のある大手前駐車場にはいる際の段差に、かなり困っている様子でしたが、こちらがメイン会場になるので(市長さんが各鼕の代表者に、一升瓶を渡す儀式が行われていました)、入らないわけには行きません。今年は全部で16の鼕が参加されており、市中はかなり賑やかでした。お祭りですね。
他と違うのは、いい意味で、荒々しさが無いと言うこと。適度に交代が入り、お祭り自体を楽しまれている雰囲気を感じました。
途中、どういうわけか、鼕行列が進まなくなっとしまい、北回りの行列は、経路の一部を省略(県民会館の南で折れ、東側を通る予定が西側の通りをそのまま北上)して、大手前広場に再集結して、北回りの地区が一斉に鼕を披露しておりましたが、その音の大きさに驚くばかりでした。
ところで、中原町土手地区の鼕を見ていたところ、鼕行列の方から声をかけられ、法被に関して面白いことを教えていただきました。基本的に法被は、各地区ごとに揃えられているのですが、時折柄が違う法被を着ている方を見かけます。中原町土手地区の場合は、背中に『祝』とかかれてあるのですが、作られた時代によって、法被が変わっているそうです。中には、祝ではなく、『井桁にタ』と書かれた法被を来ておられる方がいらっしゃって、これは、中原町の屋号で、その法被を着られている方は、江戸時代から、代々、中原町に住まわれて、その法被を受け継いできたとのことでした。説明をしてくださった方の法被は、『祝』と大きく書かれた、中原町土手のマーク(中を円形に3つ並べて、中央に土と書かれていました)が全面にあしらわれた法被で、100年ほど前から作られたものだそうです。こうなると自分で洗えなくなっているとおっしゃってました。
法被でわかる伝統ですよね。
また、参加されている方も、女性も多く参加されており、外国人の姿もよく見かけ、伝統だけではなく、じだの流れによって、変えられる部分は変えていってる様です。ただ、雑誌「湖都松江」によると、松江でも、少子高齢化の問題がある様で、人集めに苦労されてるとのことでした。ホーランエンヤともども、伝統行事の存続とは、難しいものですよね。
思い立ったのが、3日前だったので、かなりバタバタとした下準備でしたが、結構、うまくいきました。今回は、安く行くことをコンセプトにしましたので、大阪からレンタカーで、島根に向かいました。
片道、4時間半〜5時間の道のりです。宿泊は、安くあげたいけれども、温泉がいいと言うことで、国民宿舎である雲南市出雲湯村温泉の清嵐荘にしました。
行程は、中国道東城ICから、国道314号を使います。途中、奥出雲・雲南地域で、クイズラリーをやっていたので、それを集めつつ、清嵐荘に到着。最低応募数に達したので、早速、応募しておきました。期間は、10/17〜11/30だそうなので、開始当日に応募したことになります。
さて、清嵐荘では温泉につかりつつのんびりと過ごしておりました。普段は、あまりテレビをつけないのですが、雲南市の地域チャンネルがありましたので、ちょっとそれを見ることにしました。番組は、大東高校の体育祭。
勿論、大東高校に知り合いはいませんし、失礼ながら、大東高校を知ったのもこの時が初めてです。そんなわけどすから、なんとなく、『若いなあ』って思いながら見てたのですが、これが、なかなか面白いんですよね。競技ひとつひとつが面白くて、更に、学生一人一人が楽しんでいる様子が伝わってきます。こんな体育祭だったら、良かったのになあと思うと同時に、なんでこんな体育祭を作ろうとしなかったんだろうかと思ったりもしました。かれこれ20年近く前の話になるんですけどねぇ。
競技が、基本的に団体戦になっているところも楽しい理由なのかも知れません。是非、この目で、ここの体育祭を見てみたいものだと感じた次第です。一所懸命、打ち込める魅力がこの体育祭にはあるんでしょうねぇ。やる方も真剣に楽しんでいるから、見る方も楽しいんでしょうね。
ところで、清嵐荘のお湯、つまり出雲湯村温泉ですが、相変わらずのいいお湯で、他ではあまり感じることの無い湯上がり後に、ベビーパウダーを付けたようなサラサラな肌になります。しっとりした肌ではなく、サラサラな感じなんですよね。
翌朝は、8時30分に清嵐荘を出発し、平田へ向かいました。一畑電車雲州平田駅及び駅前広場や車庫で、バタデン祭が開催されるとのことで、鼕行列までの時間を利用して、立ち寄りました。当日は、平田でかきまつり、一畑口近くの青年の家で、サンレイク祭が開かれていたそうですが、そちらは残念ながら立ち寄れませんでした。
バタデン祭では、一畑電車の平田車庫で洗車体験や保線用足こぎトロッコの体験が出来、小学生以下対象の一畑口〜雲州平田の臨時列車車内で缶釣り大会、駅前広場で、屋台やミニ50形車両の運行などが行われていました。足こぎトロッコが珍しい体験でかなり面白かったのですよ。
残念ながらお客さんで一杯と言う感じでは無かったのですが、絶え間なく家族連れの方がやってきては、去っていく感じでした。屋台で、出西しょうがを使った炊き込みごはんが販売されていたのですが、これがかなり美味しかったです。木綿街道の方が共同出店されているお店なので普段食べられないのが残念でした。
柿祭りにひかれつつ、鼕行列に向かうため、松江に向かいます。何度も鼕行列当日に松江に来ていたのですが、たまたま他に行っていることが多く、今回が初めてです。そんなわけで、せっかくなので、有料観覧席(500円)を利用させていただくことにしました。
大手前広場駐車場にパイプ椅子が並べられている簡単なものです。12時から受付開始で、12時に購入。一番前のかぶり付き席を確保と思ったのですが、意外に、人が埋まりません。あれれ?と思っていたら、見るということに限定すると、有料観覧席を取る必要もなく、立ち見でも、普通に見れたんですね。ホーランエンヤの時の様な人だかりを想像していたのですが、こちらは毎年行われているということもあり、随分落ち着いた印象でした。
ところで、鼕行列ですが、大太鼓を乗せた台車(鼕台と言うそうです)をだんじりの様に引っ張って行くのですが、かなり重たいみたいです。有料観覧席のある大手前駐車場にはいる際の段差に、かなり困っている様子でしたが、こちらがメイン会場になるので(市長さんが各鼕の代表者に、一升瓶を渡す儀式が行われていました)、入らないわけには行きません。今年は全部で16の鼕が参加されており、市中はかなり賑やかでした。お祭りですね。
他と違うのは、いい意味で、荒々しさが無いと言うこと。適度に交代が入り、お祭り自体を楽しまれている雰囲気を感じました。
途中、どういうわけか、鼕行列が進まなくなっとしまい、北回りの行列は、経路の一部を省略(県民会館の南で折れ、東側を通る予定が西側の通りをそのまま北上)して、大手前広場に再集結して、北回りの地区が一斉に鼕を披露しておりましたが、その音の大きさに驚くばかりでした。
ところで、中原町土手地区の鼕を見ていたところ、鼕行列の方から声をかけられ、法被に関して面白いことを教えていただきました。基本的に法被は、各地区ごとに揃えられているのですが、時折柄が違う法被を着ている方を見かけます。中原町土手地区の場合は、背中に『祝』とかかれてあるのですが、作られた時代によって、法被が変わっているそうです。中には、祝ではなく、『井桁にタ』と書かれた法被を来ておられる方がいらっしゃって、これは、中原町の屋号で、その法被を着られている方は、江戸時代から、代々、中原町に住まわれて、その法被を受け継いできたとのことでした。説明をしてくださった方の法被は、『祝』と大きく書かれた、中原町土手のマーク(中を円形に3つ並べて、中央に土と書かれていました)が全面にあしらわれた法被で、100年ほど前から作られたものだそうです。こうなると自分で洗えなくなっているとおっしゃってました。
法被でわかる伝統ですよね。
また、参加されている方も、女性も多く参加されており、外国人の姿もよく見かけ、伝統だけではなく、じだの流れによって、変えられる部分は変えていってる様です。ただ、雑誌「湖都松江」によると、松江でも、少子高齢化の問題がある様で、人集めに苦労されてるとのことでした。ホーランエンヤともども、伝統行事の存続とは、難しいものですよね。
| 旅行::島根県 | 05:43 PM | comments (x) | trackback (x) |