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神話の世界!?はじめての熊本その1(2002年9月21日〜23日)

 旅のきっけは、JASのアンケートキャンペーンで50%割引券があたったことに起因にします。使用できる路線が決まっていたこともあり、いろいろと悩んだ結果、今回は熊本としました。というか、本当の目的地は、高千穂峡でして、その中の天岩と神社に行ってみたいと思ったわけです。つまり、宮崎県なのですが、宮崎空港からだと、延岡まで出てそこから高千穂高原鉄道となるわけですが、これが意外と遠い上にお金がかかるんですよね。で、熊本だったら、直線距離で50Km。道路が遠回りするとしても、100Km以下の距離だと推測できます。ちなみに、宮崎空港までは直線距離で約95Kmですから、半分ってところですね。
 で、飛行機は7月後半に抑えたのですが、後の行程は直近まで決定せず、この間の島根旅行が終了した後にレンタカーならびにホテルの手配を開始した次第です。予約は問題が無く終わったのですが、行程を決めるのに苦労したのですが、最終的には初日は阿蘇周辺へ、夕方レンタカーを借りて車中泊、高千穂に向かって、夕方にレンタカーを返却。熊本市内まで列車で出てホテルで宿泊。3日目は熊本城周辺を散策するというプランとしました。

 

 今回は、航空券の購入が、空港カウンターでしか出来ないとのことでしたので、いつもと勝手が違います。特定の割引券の為、他では販売しないというわけで、いつも利用しない発券カウンターへ向かいました。本当は1時間前に到着する予定だったのですが、電車の乗り継ぎに失敗し、さらに予約番号などを空港の公衆電話を使ってインターネットにつないで調べていたりすると、出発30分前ぐらいにようやく発券カウンターに到着。すると、目の前には長蛇の列が出来ていました。並んでいる人を見ると、ほとんどが割引券を持っている様でした。
 8時20分発でしたので、8時5分を過ぎた頃に申し出ようと一応、並んでいました。で、8時5分。後2人といったところで、申し出るまでもなく、本当に15分前に発券カウンターに。ここからが慌てまして、発券を無事終えて、手荷物を預ける為に並ぶと、手荷物預かりの受け付け時間が終わっているとかで、機内持ち込みとなってしまい、今度は、いそいで手荷物検査場へ。すると、これまた、とんでもないぐらいの人でごった返しており、8時15分発の札幌便を利用する方は申し出る様に言ってました。先程、カウンターで急いでくださいと言われていたので、一応、8時20分発の飛行機である旨を申し出ると、時間になるとおよびしますので、並んでくださいとのこと。
 で、並んでいると、これまた後2〜3人といったところで、熊本便利用の方の呼び出しが・・・。なんだか、中途半端だなぁなんて思いながら、他の手荷物検査場を見ると、係員につれられて、次々と先行で手荷物検査を受けています。ところが、私が並んでいるところには、係員がやってこず、どうもそういう感じにはなれないみたいで、少し焦ってきます。
 その様子を前のおじさんが気づいてくれたみたいで、先に譲っていただきました。手荷物検査を無事すぎて、いそいで、搭乗口へ向かいます。熊本便は20番搭乗口とこれまた、伊丹空港の中でもかなり遠いところにある搭乗口で、搭乗券を購入した際に、搭乗口が離れておりますので・・・と言われておりました。前方に、走っている女の人が見え、どうやらその方も熊本便を目指している様です。搭乗受け付けは済んでいますので、出発することは無いとはいえ、私のおかげで遅れられるとなると、ちょっときになりますので、何はともあれ急ぎます。搭乗口が見えると、今まさに、最後のお客さんが入ったところといった感じで、駆け込み搭乗となってしまいました。時計を見ると、8時19分。本当にギリギリといった感じです。
 ちなみに、私が搭乗した後にも、数組のお客さんがいらっしゃたので、私のせいだけで、遅れるわけでは無かったので、安心と言えば安心なんですけどね・・・(^^ゞ

 

 熊本までは、飛行時間55分と大体、東京までの距離と変わりありません。窓側の席を予約していたこともあって、じ〜っと下を見ていると、綺麗に瀬戸内海の地形がわかります。晴れている上に、今回は座席の窓配置もなかなか良い位置でしたので、尚更です。普通運賃で予約するのと、割引運賃で予約するのとでの差なのかなぁなんて思いながら眼下を眺めておりました。
 熊本空港に到着し、とりあえずバス乗り場へ向かいます。ここかちどのようにして赤水に行くべきか、またレンタカーを借りるまでの7時間を過ごすべきか悩んでいました。熊本に出て電車で向かうのが一番わかりやすいのだろうと思っていたのですが、どうも熊本市内に向かうのが無駄な気がしてならないわけです。
 そんなこんなを悩んでいると、運賃表に『立野』というのを発見。時刻表を見ると、9時40分出発というわけで、時計を見ると、10分強の待ち時間。これだったら、熊本に行く手間も省けて、かつ運賃も安い。立野ってどういうところかわからないものの、南阿蘇鉄道の乗り換え駅で、レンタカーを借りる予定の赤水の一つ手前の駅。これは、ベストポジションではないかということになり、立野へ向かうこととしました。
 乗車するバスが決まれば、随分気楽になり、空港の案内所で、熊本県の観光案内冊子をもらったりして、情報収集としました。この案内冊子、CityGuideという名前だったと思うのですが、今回の旅行では大活躍でして、いろいろと役立ちました。こんな便利な冊子を無料で配布してくれていることに、大感謝でした。

 やってきたバスは、大分行きの長距離バスで、なんと3列シートのフルリクライニングシート車。予約もしていないのに、こんなのに乗れることに驚きでして、30分ばかりの快適な旅を楽しみました。10時過ぎに、立野バス停に到着。降りてびっくり、周囲を見ても何もありません。というか、駅がいったいどこにあるのかわかりません。バス停が国道沿いだったこともあり、駅の位置がわからなかったとも言えますが、ざっと見渡したところ、駅の位置がわからないというよりも、本当にこんなところに駅があるのか?とも思えてしまいます。小さな看板が、立野駅の方向を示していましたので、ここで、立ち尽くしていてもしょうがないですから、とりあえず、その指示に合わせて歩いていきました。小学校の横を歩いていたのですが、運動会なのか、運動会の練習なのか、行程で児童が踊っていました。国道から離れていけば行くほど、本当にここに駅があるのか、疑問に思えてきます。少なくともターミナル駅なんですが、えらいところで下りたものだと、少しばかり後悔し始めました。
 と、道を曲がると、駅らしきものと、数件のお店が目に入りました。どうやら、そのあたりまで行くと駅前の様なんですが、なんだか、不思議な感じの駅前です。お土産屋さんが3件あるのですが、駅舎は見当たらず、ホームもなんだか、閑散とした感じです。ここの駅、不思議な作りをしていまして、駅舎が、線路にはさまれたところにあり、駅前から跨線橋を渡って、降りなければいけません。それでも、南阿蘇鉄道との乗換駅らしく、有人駅で、乗車券などの販売も行っていました。
 逆に南阿蘇鉄道側は、無人駅でトイレと待合室だけのホームに、1組のお客さんが待合室におられました。この日は、トロッコ列車を運転しますという旨の掲示があり、乗車券は10時20分頃より販売とのこと。ただし、列車は11時43分ですから、まだまだ時間があります。時計を見ると、10時10分頃で、ちょっと待てば乗車券は確保できます。次の列車は11時8分ですから、どうせ待つなら30分ぐらい余分にまって、トロッコ列車に乗車してみるのも面白いかもということで、待合室で、乗車券の販売を待つことにしました。

 

 乗車券の販売開始時刻近くになると、JRからも列車が到着したり、乗用車が駅前にやってきたりで、大盛況。結局、10時20分頃の発売時には、なかなかの行列で、結果30分ばかり、ず〜っと行列が続いた状態になっていました。
 私は、前から3番目だったこともあり、席を確保できたのですが、1人で乗車する人が少ないらしく、随分と困って座席指定をされていました。グループ旅行を対象にされた列車なのかなぁと思ったわけですが・・・。結局、発車を待たずして売り切れ、立ち席券すら販売する盛況ぶりで、かつトロッコの後ろにレールバスをつないでの運転となりました。
 乗車券を購入した後、1時間半程の待ち時間をどうしようかというのが、悩みの種立ったのですが、駅前のお土産屋さんで、お弁当(おにぎりと焼きとり)を購入して、食べていたり、SLあそBOYがやってきたこともあって、意外に退屈せずに時間を過ごすことができました。そういえば、あそBOY号は、かなり沢山のお客さんがいったん降りられ、記念撮影などをやっておられました。ふと、北海道でSLに乗車した時のことを思い出します。そうそう、このあそBOYですが、この立野から赤水で、スイッチバックで運転されます。全国に数える程度しかないスイッチバックですが、そこにSLが走っているのってかなり珍しいのでは無いかと思います。残念ながら、その雄姿を見ることはできなかったのですが、というか、乗ることはできなかったのですが、もし、次に来ることがあるならば、ぜひ利用してみたいと思いました。

 

 

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