立神岩 次は、今の軍艦岩から車でほんの1〜2分の位置にある立神岩の見学です。ひとつひとつのスポットに、駐車場が設置されているというのは、観光客として、助かります。遊歩道を設置しても良さそうなぐらいの距離なんですが、そこそこアップダウンがあるので、車で行ける方が楽なんですよね。
 ただ、この形第一印象は、男性器・・・と思ってしまいました。いや、信仰で良くあるじゃないですか、男根信仰って。ただ、帰ってから色々調べてみても、立神岩に関して、その様な記述は無い様です。私の、勝手な想像ってことですよね。失礼しました。
 ちなみに、立神岩のあたりの道路には、石塁が摘まれており、これが南国・・・というよりも、沖縄といった感じを醸し出してくれている様に思います。随分遠くに旅に来たなぁって気分になります。異国にいる様な気すらしてきます。まだ、朝が早い為か、あまり他の観光客に合うことも無いので、絶景を独り占めしている(実際は、3人ですけど)気分にすらなってきます。


立神岩付近の岩塁 立神岩を出ると、残り約1時間といったところになります。ということで、このまま島を一周して、もう一度、日本最西端の地、西崎灯台に向かうことにします。天気もいいので、もしかしたら、灯台が見えるかも?という期待もあります。
 立神岩からは、ちょっとした林の中を通る様な感じです。あまり気にしていなかったんですが、与那国島は、ハブの生息する島ですから、こんなところで車を止めると、ハブと出くわすかもしれません。流石に、離島とは言え、ハブに対する血清は用意されているでしょうが、ハブの毒というのは、筋肉を壊死させるものらしく、一名は取り留めても、失われた筋肉を取り戻すことができませんので、本当に注意が必要です。あまり不用意な動きはしない方がいいかと思います。ということで、林の中は、そのまま移動。過剰にこわがるぐらいの方が、出くわす危険性が少なくていいのかもしれませんよね。

 東崎の方でもそうだったんですが、島を一周していると、ところどころに、道路が細かい溝で寸断されているところがあります。実際10cm程度の大きさの溝が、2m程度続いていて、排水口にしては、ちょっと中途半端だなぁって思っていたのですが、何でも、「テキサスゲート」と呼ばれるものらしく、家畜が道路を伝って、逃げない様にする工夫らしいです。ということで、このテキサスゲートを入ると、道路に糞が沢山落ちているってことになります。結構気をつけないといけません。ちょうど、西崎と東崎のあたりが、牧場ということになるのでしょうか。牧場の中を道路が続いているとなると、糞もそうですが、馬や牛などが道路を歩いているということにもなりますので、こちらはさらに注意が必要そうです。


西崎灯台 さて、西崎灯台に到着すると、9時45分。昨日と違って、青空。青空に白い灯台というのは、やはり映えます。残念ながら、台湾と思われる影は視認できなかったのですが、この向こうには、国境があるんですよね。台湾って、海外旅行としては、かなり近場の感覚なんですが、その手前である与那国って、随分遠くに来たって感じるのは、いったいどういう感覚なんでしょうねぇ。時間距離では、台湾よりも与那国の方が遠いってことなんですよね。
 しかし、本当に深い青の海だなぁって、思って台湾を眺めます。日本最西端に来たんだと改めて、感じます。逆方向を見ると、そこには日本の生活が息づいているんですよね。遠くに来てもやはり日本。港の雰囲気や、学校の建物は、やはり日本そのもの。遠い遠いといっても、日本なんですよね。ただ、どことなくリゾート地に見えるのは、港の海がかなり青いからでしょうか。

 空港近くのガソリンスタンドでガソリンを入れます。屋根も無い簡素なスタンドです。ガソリンスタンドから屋根を取り払うと、何だかアメリカの荒野にあるスタンドの様に思えてきます。まぁ、私の情けないイメージなだけなんですが・・・。
 しかし、小さな与那国島にも、ガソリンは、運び込まれているわけでして、このガソリンスタンドが島のガソリンや灯油を一手に担ってるってことなんでしょうか・・・。規模がある程度大きいと、あまり気にならなかったことが、規模の小さい島となると、どんどん疑問が沸いてきます。電気も、東崎にあった風車だけで賄っているのだろうか?ガスはLPだとしても、やはり船で運び込まれているのか、台風で何日も時化てしまった時の備えはどうなってるのか・・・などなど、いろんなことが頭を過ります。


日本最西端の碑2 与那国島から台湾を望む
 与那国空港に到着して、駐車場に止めると、たまたまレンタカーの方が出て来られていた様で、お帰りなさいと言われて、終わり。うーむ、この気軽さは、一体なんなんだ・・・って感じで戸惑ってしまいます。自由と言うか、開放的というか、島独特の信頼関係で成り立っているってことなんでしょうか?レンタカー会社によっては、やたらと細かいキズをチェックされるところがありますが、利用者本位で考えると、ちょっとおかしいと思うんですよね。とは言え、ここまで大胆だと、これまたびっくり何ですが・・・。

大量の航空券・・・。3人分です。 さて、チェックインカウンターでチェックインを行います。こちらの空港のチェックインは、全て手作業ですすみます。手持ちの航空券を渡すと、RACと同じ沖縄ムード満点の航空券に、座席番号のシールを貼付したものに引き換えられます。この日は、石垣島から夕方の便で、宮古島に向かう予定だったのですが、乗り継ぎチェックインという形になるので、手荷物は宮古島まで預かってくれるものの、石垣島で再度チェックインをする必要があります。今となっては、独特なシステムですが、昔は、これが普通だったのかもしれませんね。ちなみに、乗り継ぎ航空券フォルダーに手荷物引換証をつけて渡されます。フォルダーに書いてある文章を読むと、現在でもシステムが共通化されている航空会社への乗り継ぎの場合に使われるのかもしれません。
 出発までの間、与那国空港の展望台から写真を撮ったり、空港の写真を撮ったりします。同じ様な行動している人が、他にも何人か見受けられます。今回搭乗する飛行機が到着。昨日は、プロペラ機だったので、やっぱり随分大きいなぁといった印象を受けます。1日2往復もしくは3往復の運行で、この石垣行JTA962便だけが、ジェット機です。空港は、にわかに活気に溢れている感じを受けます。50〜60台程度駐車出来る駐車場はほぼ満車。ターミナル前の送迎スペースも、ホテルからの見送りや送迎で、ごった返しています。

  

ホームページに戻る 各地方TOP編に戻る その6に戻る その8に進む

このページは、スタイルシート(CSS)を利用して構成しています。