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雪と光の青森・十和田湖編(2003/3/1〜2)

 

 谷地温泉の近くでまたもや国道103号と合流、国道103号線を南下し、蔦温泉の前を通って、十和田湖温泉郷の入り口を右折、奥入瀬渓流に入ります。ここが、あの有名な奥入瀬か・・・と思い、奥入瀬渓流温泉ホテルの駐車場に車を止めて、あたりを散策することにしました。ごていねいに、「奥入瀬渓流観光拠点駐車場」と書いてくれており、無料で駐車することができます。人が少なく、吊り橋(出会い橋)を渡って蔦川と出会い橋の写真を撮影します。吊り橋は新しい様でしっかりとしている感があまりさほど怖さは感じませんでした。谷瀬の吊り橋とは随分趣が違います。
 他に観光客がいない為、ものすごい静けさに驚きつつ、蔦川のせせらぎを聞きながら、除雪作業を行った遊歩道を少しばかり歩きます。

 随分と体が冷えたところで、奥入瀬渓流温泉ホテルで日帰り入浴をすることにしました。入湯料300円と格安。ただし、タオルなどはついていない為、必要な場合は200円を支払う必要があります。ハンドタオル200円で買い取り、バスタオル200円で貸出とかなり分かりやすい会計です。
 もうちょっとで、宿に到着するので、温泉はそこまで我慢っていう手もあったのですが、今回宿泊する施設は露天風呂が無い為、露天風呂がある奥入瀬渓流温泉ホテルでも入浴に踏み切りました。

 浴槽がかなり深く、身長175cmの私でお尻が浴槽に付けると、顎がお湯に漬かるといった具合です。先客が2名いらっしゃたのてすが、まもなく上がられたので、ラヴェル君と私で貸し切り状態。露天風呂は大きくは無いのですが、雪が間近にある為、冬の温泉ってやっぱりこれだなぁって思いました。残念ながら天気は曇っていますが、極楽気分でした。

 

 お風呂から上がり、売店で牛乳を購入。山価格では無く、通常の100円で販売されていたのを見て良心的と思うのは、都会人の良くないところでしょうか?この奥入瀬渓流温泉ホテルは奥入瀬渓流観光の拠点として機能しており、観光チラシもさることながら、ロビーで自由におくつろぎ下さいと書かれてあるのも、ちょっと驚きです。外には足湯があり、こちらは無料で利用できますし、無料休憩所もあったりして、至れり尽くせり。何だか、ものすごく好印象です。
 そこへきて、この牛乳。これが値段も良心的だったんですが、味が素晴らしくいいんですよね。銘柄などはすっかりと忘れてしまったのですが、この奥入瀬渓流温泉ホテルで飲んだ牛乳は、瓶詰め牛乳として最高!だと思いました。

 観光バスが到着し、大勢のお客さんがどんどんと入って来られます。バスが到着の際にはどこからともなく、従業員の方が現れ、応対している姿を見ていても気持ちよい感じがします。宿泊のお客さんが来られたんだからというわけで、われわれは退散。ホテルを出て、車を駐車しているのとは逆方向へ歩くことにしました。すると、今度は湧き水があり、それを数名の方が酌んでいらっしゃいました。
 こちらにも丁寧にコップが置いてあり、年配の女性の方が、おいしいお水ですから、飲んでみてくださいと勧めてくださいました。無味無臭の全く癖の無い味で、特に冬の良く冷えた水ですから湯上がりの火照った体にはとてもおいしいと感じます。ラヴェル君が、飲用することを勧めてくれた女性に、「良く来られるんですか?」と聞いたところ、「いえ、2カ月に一度ですよ。これでコーヒーやお茶を入れると、おいしいって子供夫婦が言うものだから、取りに来るんですけど、自分でくりゃいいのにねぇ」とのこと。良く、湧き水でコーヒーなどを入れるとおいしいとは聞きますが、それを体現されている方がいらっしゃったのかと思いました。

 足湯には誰も使っていなかったのですが、大きなテーブルが真ん中にあり、グループで足湯につかりながら、お弁当を食べるとかトランプをするとかいうことも全然できる様です。ボタンを押すと茶屋の人が御用聞きにやってこられ、お団子などを持ってきてもらうこともできるそうです。
 ちなみに、奥入瀬渓流あたりはドコモの携帯は圏外に位置するらしく、これでどれだけ山間の場所かはわかるかと思います。十和田湖付近は民家も多いことから、勿論圏内です。

 

 以外に長居したなぁと思いつつ、十和田湖を目指します。ここからが奥入瀬渓流の本番らしく、車も多くなり、あちこちで駐車されている方が多く見受けられます。雪深い歩道を歩くのは難儀なのか、車道を歩いている方もいらっしゃって、運転には細心の注意が必要です。
 と、そこで前方の観光バスが減速し、タクシーが駐車しているところがありました。雲井の滝です。滝と言われると、なんとなく撮影したくなり、かつ名前が「雲井」とゆかりある名前(滋賀県の信楽町に雲井という駅があるんですが、その駅の近くで良く遊んだんです)であることから、下車して、雲井の滝へ向かいました。
 タクシーの運転手さんがお客さんの写真を撮影していたりするのですが、だいたい、道端の「雲井の滝」という看板近く。そこから奥へ向かうお客さんは少ない様です。といっても、この看板のところに行くまで、1mぐらいの段差があり、登るのが結構大変です。
 そこからは一面の銀世界に歩道というか、前に誰かが歩いた後を伝って滝の近くへ向かいます。かなり大きな滝で、全て氷結していたわけではありませんが、端は大きなつららとなって固まっています。勢い良く水が流れ落ちてきて、豪壮さと奥入瀬渓流の静けさが相まって、滝独特の雰囲気が伝わってきます。
 誰かが踏み固めてくれた道を歩いていくのですが、気をつけないと、前の人よりも重いためか、みごとにはまってしまう可能性があります。ねこさんは、看板付近で記念撮影をしようとしたところ、膝までどっぷりと使ってしまったそうです。
 雪が川もを遠くしている様で渓流で分断された箇所を飛び越えるのは、なかなか難しい様で、滝の間近での撮影は私は断念しました。超えられたのは、ラヴェル君だけでした。

 雲井の滝で30分ほど過ごした後、今回の宿泊施設ホテル十和田荘へ向かいます。十和田湖は思っていたよりも近かったのですが、十和田湖湖畔温泉のある休屋付近へは、ここから随分とかかりました。十和田湖湖畔をぐるっと一周と思っていたら、途中に山越えがあり、この山越えがなかなかの凍結地帯で運転をしていても結構、力が入りました。


 ホテル十和田荘の場所は知らなかったのですが、それほど迷うことなく到着。午後5時頃にチェックインをし、部屋へ案内していただきました。インターネットのやどプラザで予約したのですが、1泊2食付き6000円と格安。かつ、お部屋は普段よりもグレードアップしますと書かれてありました。この値段だけでも破格値なのに、さらにグレードアップってどんなのだろう?と思いながら、お部屋と通されたところ、本当にグレードアップされており、長生閣をしのぐ大きく豪華なお部屋で驚き。入り口に格子戸が付いており、これだけでも豪華な気がします。中に入ると、4畳程度はあるであろう玄関に続いて、12畳の和室が容易されていました。ただし、サービスそのものは、簡素化されており、別に仲居さんがお茶を入れにきてくれるわけでは無く、単純に食事の時間を聞きに来られただけ。到着してそうそうなんですが、一番早い17:30から夕食とさせていただきました。
 えらくいい旅館だなぁと思い、夕食までの間にちょっと館内を見学。どうやら何百室とある大きな旅館の様で、他の部屋は普通の感じです。扉が開いている部屋を除くと、和洋室の部屋もある様なんですが、せっかくの温泉旅館に和洋室は・・・と思っていましたから、今回のお部屋には大満足。全体の10%程度いや、もしかするとそれ以下かもしれないぐらいのグレードアップされたお部屋だと認識して、館内見学は続きます。
 宴会場のある旨の地下が温泉になっており、地下1階から2階まで吹き抜けの「滝」があります。館内に滝があるというのもまた驚きで、1〜2階は贅沢な吹き抜けで解放感がありました。地下に大浴場があるということで、この時間お風呂に入られる方が多い様でした。

 夕食の時間になり、夕食会場へ。この価格とこのお部屋でまだ御飯が付くのか!って感じなんですが、お食事はレストラン食になります。さすがに、コストを削減するとするならば、食事だろうと思っていたところ、それが全然外れでして、きちんとした夕食が用意されていました。品数が9品程度あり、食べきるには根性が必要な感じでした。味もおいしく、手を抜いているといった感じはありません。改めて、今回のプランは大当たりだなぁと思った次第です。

 

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