青函トンネル記念館 トンネルをイメージした入口から入ると、まず驚くのが、2階分吹き抜けに作られた、青函トンネルを地下から眺めた、ミニチュア。トンネルを透明チューブで表現し、壁際に説明を加え、線型についても、細かく再現していました。どうも、トンネルというと、地下にある関係で、橋と比べると、そのスケール感が少ない感じがしていたのですが、こうやって見てみると、青函トンネルの凄さを目の当たりにする感じがします。
 下には、ビデオによる説明機が6台程度置いてあり、青函トンネルの工事について説明がされていました。トンネルということで、モグラのマスコットキャラクターが説明するもので、子供向けに作られてはいるものの、内容は重量級でした。特に、異常出水の際の映像が、強烈な印象を受けます。
 2階は、ビジュアルシアターになっており、これもまた、モグラのキャラクターが案内していますが、プロジェクトXの様な内容です。世界最長・最深のトンネル「青函トンネル」を、工事現場の視点から知る事ができるいい施設でした。これを30分程度の滞在時間にしてしまったのは、本当に惜しいことをしたなぁと思うのですが、階段国道や龍飛岬灯台(こちらは特別解放だった様です)もあったことですから、これはこれでしょうがないと思いながら、後にしました。
 あ、ちなみに道の駅は、この施設の売店と、ベンチがそれになっているぐらいのもので、あまり期待すると、ショックを受けてしまいます(^^ゞ

 

 青函トンネル記念館を出た後、同じ道を撮って替えるのも芸がないなぁってわけで、339号線に平行している県道281号線を走ることにしました。339号線に比べて道路が広く走りやすいと思っていたのも束の間、右へ左へのカーブが連続して、これが以外に走りにくいんですよね。本当にこの道でいいのか?と思うぐらい、山を登っていきます。と、しばらくすると、突然、前方を動物が横切ります。車のスピードをゆるめ、横切った動物に目をやると、サルではありませんか。
 このあたりにもサルが生息しているんだなぁ、と思いつつ車を走らせようとしたのですが、ふと、あれ?本州の突端部分に日本猿って生息していたっけ?とちょっと疑問が出てきました。カメラを用意と思ったのですが、その時には、そのサルはどこかに去ってしまい、カメラに納めることは出来ませんでした。その後も、しばらく、車を運転しながら、北限って、青森県だったかなぁ・・・なんて思いつつ車を運転運転していました。(注:自宅に帰ってから、日本猿の北限を調べてみたところ、どうやら公式には津軽半島ではなく、下北半島の脇野沢村ということになっている様です。脇野沢村の北限と私が猿を見た位置を比べてみると、どうやら私が見た位置の方が来たに位置する様ですが、これって、「温暖化の影響!?」と考えてしまったりします。)
 そこから先は、段々と、走りやすい道になり、ほどなく三厩の駅近くから国道339号線に合流。約50分の余裕時間があるのを確認したので、蓬田湯に立ち寄る事にしました。

 

よもぎ温泉 当初は、温泉だと思っていたのですが、どうやら公営のお風呂屋さんだった様です。たしかに、温泉とはどこにも書いてません。中もいたってシンプルで、大きな湯船と薬湯の小さな湯船、それにサウナといった構成です。お風呂屋さん感覚なので、石鹸もありませんでした。しかし、お風呂屋さんと違って、大きな施設ですから、解放感があります。これに、露天風呂でもあればなぁと思ったのですが、お客さんは大勢おり、脱衣場も洗い場も混雑していました。
 さっぱりしたなぁと思いながら上がると、廊下で特産品の販売をしていました。その中にお餅があったので、妙に気になったので、眺めていると、地元のおばちゃんが、土・日限定だから話しかけてくれました。それじゃぁということで、5個入りのよもぎ餅を購入。購入する時に、いきなり津軽弁で何か話しかけてくれたのですが、こっちは全くわからず・・・。日本人特有の愛想笑いで終わらせてしまいました。ホント、え?え?って感じで、外国語聞いてる感じでした。

 蓬田温泉を出て、車は一路青森空港に向かいます。どの経路が一番早いかなぁと思い、往路とは違い、市街地を突っ切るコースをたどる事にしました。しかし、見事に渋滞にはまり込んでしまい、余裕のあった予定時間をどんどんと食いつぶしてしまいます。こんなことなら、往路の経路を走った方が良かったと思ったのですが、後の祭です。で、一般道に入るのですが、どうも、信号のつながりが悪いのか、うまく行きません。結局、青森空港に到着したのは、返却予定時刻の10分遅れとなってしまいました。当初は、予定より10分前に到着だったんですけどね・・・。まぁ、これぐらいですんだことですから、大きな問題では無いのですが。

 ということで、秋を満喫した青森。大阪に秋がやってくるのには、まだ1カ月程かかりますが、とっても良い旅行でした。来年も、出来たらこの紅葉を見てみたいなぁと願っております。

  

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